どっきりさせる虫たち

ベランダにクワガタがいた。
体長およそ5cm程の、人の話によるとノコギリクワガタが。

玄関先にはカブトムシがいた。
こちらもおよど5cm程のメス。
クワの部分を差引くと、カブのメスのほうが余程大型であった。

それにしても我が家は一体、山の中なのかと思うくらい、夜樹液に集まる系の虫が来るのである。
網戸には、それはそれは立派なコガネムシが、よなよなびったりとくっついてくる。
ちょっとどっきりするのである。

カブトムシやクワガタはいうなれば虫界の花形だ。
多くの人が、一度は家に迎え入れたことがあるだろう。

私のうちにも今まで多くのカブたちがやってきた。
歴々のカブオやカブコたちが。
大切に大切にしていた。

夏休みの頃になると、虫取り網と、虫かごと、それと並んでカブトムシやクワガタが売られていたりする。
外国産の珍しい色合いのや、超大型の彼らは、大人から子供までにいつでも大人気である。

それに引き換え、あの台所や風呂場なんかの、水周りによく現れる、「黒光り」の代名詞がぴったりくるアイツはいたって嫌われている。
あの、例の、「ゴキブリ」というやつ。

はっきり言って、私もゴキは嫌いである。
黒光り、カサカサいう動き、突然飛んでくるところ。
全てが好きではない。

けれども考えてみると、他の虫だって黒光りしているし、カサカサ動くし、羽根がある以上突然飛ぶのである。
それなのに、どうして同じ虫でもこんなに扱いが違うのか。

常々考えているのだけれども、どうも生理的としか言えないのである。
生理的、というか衛生教育という刷り込みのためというか。
カブはよくてゴキはだめ。

けれども、彼らが皆平等になる瞬間がある。
それは夜。

暗い中、一瞬目に入る時には、カブだろうがクワだろうが網戸のコガネだろうが、そしてゴキだろうが、はっきり言ってみんな同じに見える。
動いていようが止まっていようが、闇に沈みながらも鈍い光沢を帯びた彼らの身体の輪郭は、飛び上がるほどぎょっとする。
その暗い中で、昼間どんな様子であろうとも、彼らは皆等しく同じ、驚異の存在になるのである。

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